Review:怪談と即興音楽の夜(3)@TOKUZO

2018年7月18日(水)シリーズ「怪談と即興音楽の夜」第3回 名古屋今池TOKUZO(得三)

第1回の「海月の詩」からちょうど1カ月後、第2回の「酒游舘」から10日後。今回は第3回目である。シナリオはそのたびに手を加えられてきた。演奏のほうは即興なので、その日そのときの状況や感情で変わる。一回たりとも同じことはやっていない。(というかできない。)共演者相互でも、音楽的な決め事も事前打ち合わせもないので、ときに予想外の音で共演者のMegさんが迫ってくることがある。それによってこちらも吹奏が変わる。さらに今回は、これまで2回の公演で音を入れなかった場面でも、今だ!と思ったときに音を出すことも試みた。単に出来上がった作品を再生するのとは違ったリアルタイム感を織り込んでいきたい。即興演奏で臨む意義はそこにある。

平松千恵子さんの語りとて、台本があるので「何を語るか」は決まっていても、「どう語るか」はその場次第である。なのでこのシリーズはやればやるほど進化・発展する。大変大勢の人が来てくれTOKUZOが満席であった。気温40度にせまる猛暑の中、最後まで集中して聴いてもらえてありがたかった。

最後第4回目の公演は8月末の京都パーカーハウスロールである。まだ残暑は厳しいだろうが一応これでこの夏が終わる。

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