2018年10月21日(日) 海月の詩(名古屋今池)
長沢哲(ds) <長崎 松原臨(ss)<大阪 柳川芳命(as)
アフターアワーズセッション:新井田文悟(el-b) 、石川慶(performance)
長沢さんと初めて共演したのは、2015年2月、水道橋のFutarriだった。東京でのライブをセットしてもらおうとギター奏者の大門力也さんにお願いして、その際に誰か東京のいいドラマ―をメンバーに加えたい、長沢さんという方はどうだろう?と持ち掛けたところ、大門さんもそれはいいと同意し、3人でやることになった。
その後、長沢さんは東京から長崎に引っ越しをされ、毎年長崎から関西~中部~関東を巡る秋のツアーを組まれる際に、名古屋に立ち寄ってもらえている。今年で3年目である。
2016年は、長沢哲(ds)+臼井康浩(g)/小埜涼子(as)/柳川(as) @バレンタインドライブ 2017年は、長沢哲(ds)+坂野嘉彦(cl/p)/樽本里美(Koto)/マツヤマミドリ(vo)/コマツアイ(dance)/加藤雅史(b)/奥村俊彦(p)/柳川(as) @バレンタインドライブ
今年はドラム演奏も可能になった海月の詩で、アフターアワーズセッションも含めたライブを考えた。そして、長沢さんの詩的で抒情的なドラミングに、大阪のソプラノサックス奏者の松原臨さんを加えてみてはどうか、お互いまだ面識は無いようなのでコーディネイトしてみようと考えた。
<当日のメニュー> ①松原+柳川、長沢+柳川、松原+長沢 という3通りのデュオ、②長沢+松原+柳川のトリオ、③参加自由のセッション(新井田文悟さん、石川慶さんが参加)
長沢さんも松原さんも、正攻法で楽器を操り(まさにはったり無しの「正調」の即興演奏といった感じ)、音で語り、音で描く、といった演奏で、様々な自然の風景が脳裏に浮かんできて、音の絵巻物を観ている感覚だった。音が観える、それは(自分には)和的な風土に思えた。