2018年10月26日(金)なんや(名古屋御器所) ツアー第1日目
■日本天狗党<赤木飛夫/as 鈴木放屁/ts 赤木憲一/ds>
■柳川芳命/as +Meg Mazaki/ds(ヒール・ラフリー)
■特別出演:PUYO/as
ご来場者のFaceBookの投稿より抜粋します。
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昨日は 日本天狗党とHeal Roughlyの中部・関西ツアーのLiveになんや行きました✨
Heal Roughlyの柳川さん&Megさんは超大好きで追っかけているので、昨夜もホントに最高でした💕
そして噂に名高い日本天狗党の皆さまはかおりんは初めて✨目の前のど真ん中とゆー特等席に座り爆音を浴びまくってきました🎶マジでヤバかったですっ😍💕
さらに
○赤木飛夫さん(as)×puyoさん(as)×柳川さん(as)のプチALTO SUMMIT…
○赤木憲一さん(drs)×柳川さん(as)
○鈴木放屁さん(ts)×Megさん(drs)
の3組のセッションもあって贅沢すぎる夜を過ごしてきました😍
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また、あるご来場者(ミュージシャン)は、以下のように書いてくれています。
天狗党さん、今回もさすがの演奏でした。
もうね、この方達の演奏聴いてると嬉しくなります。
ある意味、深々とシリアスに考えさせるものがあるのに、聴いてるとどうにも嬉しくなってくるんですね。
どえらい人たちです。
Heal Roughlyは写真がなくて申し訳ないんですが、こちらはこちらで、天狗さんとは少し嬉しさの色彩が違うけれど、やっぱり嬉しくなる演奏。
考えてみればこのデュオ、結構な回数を観てる気がする。
なかなか忠実なファンかもしれんなぁ。
2018年10月27日(土)シェ・ドゥーブル(大阪 阿波座)ツアー第2日目
■日本天狗党<赤木飛夫/as 鈴木放屁/ts 赤木憲一/ds>
■柳川芳命/as +Meg Mazaki/ds (ヒール・ラフリー)+中島直樹/contrabass
大阪のコントラバス奏者の中島直樹さんとは、日本天狗党の信州国際音楽村での合宿セッションで知り合い、僕が2009年から7年半シリーズでやってきた「地と図」(於:カルヴァドス 名古屋千種)のゲストとしても3~4回共演してきた。即興演奏のセンスがよくて絶妙なアプローチしてくるので、とても気に入っている奏者である。中島さんとMegさんとの共演も少し前にやったようで、そのときのお互いの感触も良かったと聞いている。思ったとおりこの日のトリオでの演奏(トリオとしてやるのは初めてだが)も波長の合った演奏で、お互いが他の演奏を意識的に聴かずとも体の中に音が入ってきて溶け合っていくような感じだった。このトリオはぜひ続けてみたいものだ。
日本天狗党のこの日の演奏は、まさに本領発揮と言う感じだった。何よりもサウンドの切れ味と炸裂感が凄まじく、テンションは高かった。演奏中ほぼ全部がクライマックスといった印象だった。
日本天狗党は、僕が二十歳ぐらいのとき、月に一度高速バスで6時間かけて東京に出かけてはフリージャズのライブを聴き、深夜の鈍行列車で8時間かけて帰ってくるという生活(まあ今思えばなんと奇特な地方のフリージャズファンだったことか。そのころはまだサックスは手掛けていなかった。)の中で、一番数多く演奏を聴いてきたユニットである。
その頃から40年以上不動のメンバーで、ほとんど他のフリージャズ奏者と交わることなく純粋培養されてきた演奏は、近年ますます装飾を剥ぎ落しシンプルになり、メロディ志向ではなく音塊を叩きつけるようなスタイルで、音そのものの力をストレートに押し出していく独自性が強くなってきたように思う。そういったやりかたを貫いてきた信念が凄い、といつも思う。
ツアー3日目(最終日)の京都Zac Baranでの演奏には同行できないが、MUK<Take-Bow/g Kei-K/as Meg Mazaki/ds>とともに、京都を震撼させる演奏を聴かせてくれることだろう。