Review:丸市・新井田・柳川@ゴーストV

2018年11月16日(金)jazz ゴーストV(岐阜市長住町)

丸市 Maruichi /ds   新井田文悟 Bungo Niida/el-b    柳川芳命 Homei Yanagawa/as

このトリオ3回目の演奏会。(1回目は2016年2月「なんや」。2回目は2018年6月「なんや」。)

3人でやることになったのは、2015年の秋か冬頃、新井田文悟さんと出会ったことがきっかけで、「一度一緒にやってみましょう、他のメンバーは誰がいいですか?誰とよくやってますか?」というような会話から、丸市さんを入れて3人でやることになった。

第1回目はまあまあの手ごたえだったが、それ以降2年ほどご無沙汰になったので、もう一度やってみたいという事で今年の6月に2回目をやってみた。そのときのことは以前のブログにあるとおり。そのとき、次は場所を変えてやってみようということで、丸市さんも新井田さんもまだ行ったことがない岐阜のゴーストVを紹介し、数日後ブッキングした。といういきさつである。

ドラムセット(丸市さんはこの店のシンバルがいい、と言っていた。)、アンプ、音響など、とてもやりやすく、ゴーストVで演奏できたことの収穫は大きかった。百戦錬磨のドラマ―と、いつでもどこでも誰とでもいつまででも即興で弾き続けるベーシストなので、3人の合奏には安定感があって、気づいたらファーストステージは40分やりっぱなし。これ以上やっても同じパターンの繰り返しになりそうなので、エンディングに持ち込んだが、まだまだ続けられそうなほど、音が自然に湧いてきて、音を出すことへの快楽があった。

セカンドステージは、明朗な感じの曲調で約30分。アンコールが来たので、残ったエナジーを絞り出し、力まかせに約5分。結構熟年の3人だが、なかなかに元気で活力ある演奏ができたかな。それでいてどこか余裕があるように見えたのは、3人とも自然体で効率良い体の使い方で演奏しているからかもしれない。プレーヤーが息も絶え絶え、必死の形相で力んで音を出していては、リスナーはさぞ疲れることだろう。疲れることはしたくない。

次回、このトリオは、今回と同じくゴーストVで4月12日(金)に演奏することになった。

2018-11-17