四日市年末セッション 12年回顧録

【旧FULLHOUSE会場(JR四日市駅ロータリー)】

◆No.1 2006年12月30日 柳川芳命(as)ソロ

この企画の第一弾は柳川のソロだった。3ステージぐらいやった。             

◆No.2 2007年12月29日 鈴木茂流(永久持続音)+柳川芳命(as) 

FULLHOUSEで青春時代にバイトをしていた鈴木茂流さんとのデュオ。マスターの藤井さんと鈴木さんの感動的再会場面もあった。  

◆No.3 2008年12月29日 「即興フロアショー」

石渡岬(tp)+一ノ瀬大悟(b)+柳川芳命(as) トリオ

※オーネットコールマン「Lonely Woman」をやるという課題をもって3人で演奏。

◆No.4 2009年12月27日 「(タイトル忘れた)」

ガイ(g/朗読)+一ノ瀬大悟(b)+柳川芳命(as) トリオ

この年からガイさん登場。ダダカンさんの話が書いてあった本を朗読し、ときどきアコギを弾いてトリオで演奏。柳川はクロマチックハープも吹く。

【新FULLHOUSE会場(四日市市諏訪町)】

◆No.5 2010年12月29日 「煉獄のライブレシピ・ソドムの四日市」

ガイ(g/vo)、一ノ瀬大悟(b)、石渡岬(tp)、橡川キョウ(舞踏)、アカノシバヒト(sax)、小林雅典(g)、三木勇(ds)、横山良平(舞踏)

新店舗に移ったフルハウスで開催した1年目。地元三重県からアカノさん、小林さんが参加するようになる。京都から三木さん参加、この年は舞踏の橡川さんや横山さんが加し、新店舗のFULLHOUSE内を縦横無尽に踊る。上記以外に出演者がいたような気がする。当日まで全員の出演者が不確定なイベントになった。       

◆No.6 2011年12月30日 「地と図X」

新田みかん(tb/尺八)、小林雅典(g)、三木勇(ds)、アカノシバヒト(sax)、ガイ(g/vo)、石渡岬(tp)

菰野に住むマルチ管楽器奏者の新田みかん登場。この頃から、YouTubeで動画がアップされるようになりプライバシー確保のためニット帽とサングラスで演奏。この年も他にも出演者がいたような気がする。結局名前もわからずに終わることも多くなった。まさに未知数「X」である。

◆No.7 2012年12月30日 「仏滅ラストショー」

アカノシバヒト(sax)、石渡岬(tp)、やちり(as)、小林雅典(g)、後藤博 (g)、新井陽子(p)、金子YOUマスター(g/vo)、新田みかん(管)、金子ユキ(vl)、若林輝朗(タブラ)、三木勇(ds)、村上等(ds)、越大安(g)、ウエノさん(ヤジ)、今井くるみ(vo)、マリリン(進行)

マリリンの司会進行で、大掛かりなイベントになる。出演バンドも増え、YOUのマスターを始めブルースメンも出演。KUKUマスターの故・村上等さんとは最後のセッションになった。YOUのマスターとデュオでブルースをやったのもこの年だったか?東京から新井陽子さんも参加。最後にコルトレーンの「アセンション」の形式で大集団即興を行う。長坂均(tp)さんもいたような気がする。

 

◆No.8  2013年12月29日 「ウエノさん」

大谷清文(p)、スティーブン(g)、三芳(b)、Chihiro(ds)、新田みかん(管)

※上記以外に出演メンバーが多くいた。多すぎて記録がない。タイトルのウエノさんは、フルハウス常連のお客さんで、挑発的なヤジを飛ばしては場を盛り上げるという素晴らしいオーディエンス。ウエノさんの希望で「Summer Time」を演奏した。

◆No.9 2014年12月30日 「爆音人民集会」

野道幸次(ts/ss)、水野貴之(g)、アカノシバヒト(sax)、ガイ(g)、伊藤ゼロ(ds)、小林雅典(g)、後藤博(g)、栗栖健太郎(琵琶)、三木勇(ds)、久松尚史(b)、新田みかん(管)、真野一彦(sax)、Meg(ds)、あたしよしこ(舞踏)、鈴木二代目バイト(g)、Hu(vo)

出演者数ピーク時。ガイさんが呑みすぎて出番前にトイレに立てこもるという出来事もあった。この年、事前にウエノさんからいただいた課題曲は「セントジェームズ病院」だった。なかなかの名演だったが、肝心のウエノさんは欠席だった。

◆No.10 2015年12月30日 「2015年末★躁活躍10年突入~LAST FULLHOUSE~」

Samadhi<鈴木茂流(b)、マツダカズヒコ(g)、柳川(as)>再起動

三木勇(ds)、Meg(ds)、石井正典(ds)、やちり(ds)、伊藤ゼロ(ds)、

この年ももっと多くの奏者が出ていたが、記録してなくて他は忘れた。サマーディーの再起動ライブでもあった。ドラマー5人と柳川の連続デュオというメニューもあり、上記5人が入れ替わり立ち替わりサックスの相手をしてくれた。それ以外は出演者大勢でセッション。こういうとき新田みかん氏は宴会部長のように立ち回り、セッションを仕切っていた。最後に四日市のジャズライブハウスの3マスターがそろってジャズを演奏するかくし芸的出し物もあった。この日をもってFULLHOUSEは閉店。最後のライブがフリーインプロの狂乱ライブだった。  

【TAKE-ZERO会場】

◆No.11 2016年12月29日 「集団よがり急性ポップ中毒ニッポン決壊」

新井田文悟(b)、Meg(ds)、やちり(as)、犬飼モンク(toy-piano)、後藤博(g)、ガイ(g)、小林雅典(g)、赤井香本(カホン)

会場をTake Zeroに移した1年目。出演者は大幅に精選され、犬飼さんがアート感覚あふれるトイピアノ演奏で参加。ガイ、小林、後藤という「スーパーノイズギタートリオ」の登場。確かにノイジーだった。新井田文悟初登場で柳川、Megとトリオで演奏。

◆No.12 2017年12月29日 「柳川芳命Domn it!」(柳川ソロ)「Free Improvised Hard Core<乱入友の会>」

ネアンデルタールマン<ガイ(g)+Shew(ds)>、Meg(ds)、大庭彰恵(アジ)、後藤博(g)、小林雅典(g)、新井田文悟(b)

この年は、<ロバート森川ブルースセッション><柳川ソロ><乱入友の会>の3本立てで開催。柳川ソロでは、渚ヒトミセレクションのBGMとともにサックスを吹くという試みに挑戦。ガイさんのユニット「ネアンデルタールマン」の登場。かつてガイさんと柳川は「クロマニヨン」というパンクバンドに入っていたが、それより退化したのだろうか?大庭彰恵さんは力士暴行死事件のドキュメントを拡声器で読み上げ、アジるという荒技を披露した。