2019年12月5日(木) 名古屋・御器所 なんや
Maresuke(contrabass) 森順治(as,fl) 野道幸次(ts) 柳川芳命(as)
野道さんの企画で、この日と翌日のインテルサットでのライブに、東京からMaresukeさんと森順治さんが名古屋に降臨。
この日は、サックス3人とコントラバス1人という編成。4人全員で決め事なしの全即興をやるということはなかなか難しい。楽器編成にに偏りがある。しかも一国一城の主のようなサックス吹き3人。「船頭多くして舟山に登る」とはよく言ったものだ。
ファーストセットは、Maresukeさんが観客役になり、サックストリオで始めた。それが予想外に延々と続き、いつ終わるのだろうと不安になった頃に、Maresukeさんがコントラバスで入ってきてようやく最初の場面転換を迎える。それを機に自分が抜け、次に森さんが抜け、野道さんとMaresuke さんのデュオになる。そのあたりから何となくこの先の流れが見え始めてきた。自分が入って野道さんが抜け、自分とMaresukeさんのデュオになる。森さんが入ってきて自分が抜け、森さん(フルート)とMaresukeさんのデュオ・・・・と、まあこういう感じでデュオパートが出来て、なかなか変化のある展開になってきた。こうして各自が状況判断して出たり入ったりしながら、約60分の演奏が終わる。
セカンドセットには、店主のPUYOさんも加わり、サックス4人、ベース1人という5人で、これもまた何も決めずにスタート。5人の決め事無しの全即興はさすがに厳しい。しかもサックスが4人。こういう楽器編成で何も決めず即興演奏をやるのは初めてだ。まあ、やっているほうは面白いかもしれないが、聴いている人には、ただ起伏の無い音の垂れ流しに思えるだろう。何か場面転換が必要だろうと思って自分が抜けた。以後、野道・森・PUYOの3サックス+1コントラバスで演奏が進みそのまま演奏は終了。こちらは約30分。お疲れさんでした。