2020年11月21日(土) 滋賀・大津 Baar Musica TIO
早いものでもうこのセッションも7回目になる。コロナ禍の影響で開催が危ぶまれたときもあったが、マスターの執念と徹底した安全管理のおかげで持続できているのは本当に嬉しい。
さて、今回はスペシャルホストに、NY在住で現在日本全国ツアーの途中の藤山裕子さん、かつてはNYで藤山さんと共に活躍し、現在は富山県で演奏活動をしている谷中秀治さんを迎えて敢行できた。藤山さんは2年前このTIO即興セッションの立ち上げ時にも、パートナーのドラマ―、レジ―ニコルソンさんと共に参加してもらっている。谷中さんは久しぶりの即興演奏をたいへん楽しんでくださった。
参加者全員(今回は9名)が、藤山さん、谷中さん、そしていつものホストのMegさんと柳川と共演でき、なおかつデュオかトリオという少人数編制でのセッションにするために、全23セッションをプログラムした。これにはかなり頭を使ったが、こういうことでもないと、だんだんものを考えなくなるので、ありがたいことだと思うことにした。
問題は、19時から22時という枠の中でこれだけの数のセッションを行うため、各セッションは5分程度という制約を与えざるを得なかったことだ。しかし、やってみると5分間に出来る内容は結構豊かである。演奏が停滞する暇も無く、濃縮して自己表現しつつ共演者の音に全身で集中するには決して短くはないと感じた。
いつもはセッションの振り返りとして、ショートコメントを載せてきたが、23それぞれのセッションにコメントを載せるだけの能力は無いので、今回は写真のみの掲載でご容赦願いたい。そもそも、音楽の様子を言語で説明しようなどということは、音楽に対する冒涜であり、ここは「語り得ぬものには沈黙を!」というウィトゲンシュタイン先生の名言に従うことにしよう。
なお、いつも写真を撮ってくれているのは主に小松バラバラさんとMegさんですが、二人同時に出演しているセッション12の写真は、残念ながら誰も撮ってなかったようです。





