Report : 2020フリージャズ大忘年会@Take Zero

2020年12月29日(火) 四日市三栄町 jazz Take Zero

出演者は上記フライヤー(赤井香本さんデザイン)参照のこと

今年で15回目になる。フルハウス(旧店舗&新店舗)で10回、テイクゼロに会場を移してから、もう5回目になる。最初は私のソロだった。年を重ねるにつれ出演者が激増したが、この数年は常連メンバー、やや常連メンバーでの開催となった。名称もかつては渚ヒトミ氏命名の過激なタイトルがつけられていたが、今回はシンプルにわかりやすくフリージャズ大忘年会となったようだ。今年はコロナ感染の影響で開催が危ぶまれることも鑑み、遠方からのビッグスターをお招きしておきながら急遽中止になっては申し訳ないと、地元と常連、やや常連で出演者を固めたようである。

私に関してはどういうフォーマットで演奏するかは、プロデューサーの渚ヒトミ氏にお任せであるが、今年に関してはNOUSというバンドで活動を始めたことや、檸檬のテロルというシリーズが佳境に入ったため、この2つでやらせてもらえないかという提案をした。ただし檸檬のテロルは、後藤宏光氏のパフォーマンスが重要な要素なのだが、テイクゼロのスペースではそれは叶わないので、後藤宏光氏抜きの音だけの3人に限定した。トリを務める胸やけペペロンチーノには、当初このパスタ名シリーズのユニットのサックス奏者の出演を予定していたのだが、年末での稼業が忙しく出演できないということになった。そこで、ついでにこのユニットでもサックスを吹くように、という渚ヒトミプロデューサーからの指示命令により、3ユニット全てに出るはめになった。ガイサンとはディスロケーション以来久しぶりであるし、野々山玲子さんとは今年コロナ禍で始めた多重録音シリーズのROW-Projectで共同作業しているので、喜んで参加させてもらうことにした。

しかしながら、演奏前に四日市飯店で調子にのってビール大瓶5本を3人で飲んだ後での3バンド連続出演はなかなか大変である。出番は20時からである。日常生活においては風呂上りで、ぼちぼち寝るとするか・・・という時間帯に入るので、吹奏していない間は睡魔であくびの連続であった。

NOUSでは入念にサウンドチェックをして絶好調で臨んだ菊池氏の電子音に加え、途中から小林氏のギターが発狂し始めるわ、次のマツダ+Meg+柳川では飲酒に強い二人がたいそう勢いづいたプレイで狂乱するわ、最後のユニットでは高齢と見くびっていたガイサンのノイズギターが数十年前と変わらず終始吠えまくり、淑女と思っていた野々山さんは終盤あたりになると、天から瓦礫が降ってくるようなドラミングをするわで、まあ大変な3番勝負となった。

年末年始は十分に休養しようと思う。

P.S.  大変申し訳ないのですが、第一部のパフォーマンスは参観できず、レポート不能です。

出演者の皆さん、礼を欠いて申し訳ありませんでした。

写真提供:後藤会長、野々山玲子さん