Report:フリーフォームジャム@パノニカ#4

2022年2月5日(土) 岐阜 神田町 洋食屋パノニカ

第4回目はやや参加人数が少なかったが、コロナによる時短営業で2時間枠だったので、演奏者(ホストを入れて)11人。参観兼記録係1人は適切な人数だった。

このセッションは、「インプロビゼーション」とか「即興」とかいう言葉を使っておらず、あえて「フリーフォーム」というネーミングにしている。フリーフォームといっても、古今東西の誰の真似もせずワン&オンリーのフォームを目指すのだ!という人も、既存の演奏スタイルであっても、それが私の魂の演奏道だ!という人も、全部受け入れようという考えでやっている。要は「何でもあり」である。私は<自分のやり方>を追究していくよりも、<共演者への応じ方>を拓げていくことが大事かな?などと思うようになってきた。例えば10分間ずっと8ビートを刻み続けるドラマ―に、自分はどんな風なかかわり方をしていくか?というチャレンジをすることは面白いし鍛えられる。

今回は音/サウンド(と単に言うのがふさわしい)の山本雅史さん、スリーピースロックバンドのドラマーの今川勇人さん、80年代に名古屋界隈の即興シーンで活動していて30 数年ぶりに演奏するギターの谷上昌彦さん、即興ボイスでも注目のボーカリスト原れいこさん、さまざまなセッションでご一緒してきたテレキャスターの山田一雄さん、が初参加。嬉しいことである。そして、ほぼレギュラー参加となっているベースの新井田文悟さん、ギターの清水温度さん、ドラマーの松添稔さん、黒田ヒロムさんがこのセッションの中枢となってくれているのはありがたい。ありがたいと言えば、滋賀から足を運んでくれて、記録映像や写真を撮ってくれている中嶋貴士さんには心から感謝したい。

これまでサポートプレイヤーという呼び方で木全摩子さんに加わってもらってきたが、今後はホストということでレギュラーで仕切ってもらおうと思う。摩子さんの存在で多くの方が気軽に参加してくれるのがありがたいことで、こういう才能は自分には無いのである。

以下、中嶋さんの撮影した写真を掲載し、当日のA~Hの8つのセットを紹介したい。

A 新井田文悟+木全摩子+山田一雄
B 原れいこ+清水温度+黒田ヒロム
C 谷上昌彦+今川勇人
D 松添稔+清水温度+山本雅史
E 黒田ヒロム+谷上昌彦+山本雅史
F 今井勇人+山田一雄
G 新井田文悟+松添稔
H 原れいこ+木全摩子